ミニマリストが考える4つの片付けポイント!メリットやデメリットも


整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルティングサービスおうちデトックスの代表
自分の家にある無駄な物を減らして、スッキリさせたいと思ったことはありませんか。
そこで聞いたことがある人も多いと思いますが、ご紹介したいのががミニマリストです。
生活において無駄な物は思っている以上にあり、それらをなくすことで快適な生活を送れます。
今回は、片付けとミニマリストについてお話し致しますので、参考にしてみてくださいね。
ミニマリストとは?片付けはするの?
必要最低限の物で生活をする、という考え方がミニマリズムで、それを行動するのがミニマリストです。
ミニマリストという言葉は、過去に流行語大賞にノミネートされたほど有名で、多くの人が知るきっかけにもなりました。
必要最低限の物で生活をすると無駄がなくなるため、部屋の空間を最大限に活かせますし、快適に過ごせます。
多くの人は物を捨てることに抵抗がありますが、思い切って捨てることがミニマリストを語る上で重要です。
また、ミニマリストは普通の人よりも片付けをする時間が大幅に短いです。
部屋に無駄が一切ないため、掃除がとてもラクだからです。
家具等も最低限の物しかないためほこりやゴミが溜まりにくく、軽く掃除をするだけで解決します。
ミニマリストになるメリット
ミニマリストになると多くのメリットがあります。
節約できる
ミニマリストを意識することで、大きく節約できます。
ミニマリストは、必要最低限の物で生活をするため、無駄な物を一切買わないようになります。
物を買うことが少なくなるため、大幅な節約につながります。
大幅な節約ができれば、貯金もしやすいですし将来設計も考えやすいです。
時間に余裕ができる
何かを買いたい場合は、商品を探すところからはじめます。
物によってはお店に足を運ぶため、多くの時間を費やします。
ミニマリストなら物を買うことがかなり減るため、時間を自由に使えるというメリットがあります。
自由な時間が増えれば、自分の趣味に没頭したり、友人とカフェでのんびりしたりなんてこともできます。
掃除がしやすい
部屋に置く物がなくなれば、掃除がしやすいというメリットがあります。
特に家具がなくなればほこりが溜まりにくくなります。
掃除の際に家具や物を持ち上げるという動作も不要になるため、片付けもラクです。
集中力が高まる
部屋が散らかっていると、色んな物が視界に入ってきます。
ですが、ミニマリストは、無駄な物を一切置かないため、余計な物が視界に入ってきません。
物を置かないシンプルな部屋は、集中できる環境を作れます。
片付けに関連する記事はこちら⇒使わないけど捨てられない物を手放す方法とおすすめ業者まとめ
ミニマリストになるデメリット
ミニマリストはメリットだけではなく、デメリットもあります。
共感されないとしんどい
ミニマリストの考え方は、他人から理解されない可能性があります。
無駄を徹底的に省いた収納や、物を買わない生活は、なかなか理解されません。
しかも、ミニマリストの考え方を他人に押し付けようとすれば、関係性が悪くなることもあります。
ミニマリストをデメリットにしないためには、その価値観を自分だけに留めておき、他人には押し付けないことが重要です。
必要な物を捨ててしまう
ミニマリストを究極まで追求すると、必要な物まで捨ててしまいます。
例えばお箸やスプーン、コップなどは家族の人数分だけで、予備を全部捨ててしまうなどです。
場合によっては代替できない物までを捨ててしまうため、いざ必要になったときに無い、というトラブルにつながる可能性があります。
新しい物を買うのが難しくなる
ミニマリストは、無駄だと思う物は一切買わないため、物を購入するタイミングが分からなくなってしまうことがあります。
もし必要に感じるような物だとしても、購入するのに躊躇します。
ミニマリストではない家族や友人と買い物に出かけると、楽しくないと思われてしまうでしょう。
ミニマリストがやっている片付けの考え方
ミニマリストが必ずやっている片付けの方法がいくつかあります。
減らすのが先で収納は後
多くの人は、まず収納をどうしようと考えますが、ミニマリストは違います。
ミニマリストは、収納が先ではなく後で、減らすことを最優先に考えています。
先に収納をしてしまうと、必要ではない物も一緒に詰め込んでしまうからです。
物を先に減らしておけば、あとは少なくなった物を収納するだけです。
物が少ないため、収納方法にも迷うことはありません。
衣類は今必要な物だけにする
ついつい買ってしまうのは衣類です。
シャツや、ワンピース、アウターなど、新作が発売されれば、買ってしまいます。
特にセール中であれば、余計に服を買ってしまいますよね。
ミニマリストを目指すのであれば、衣類は今必要な物だけにしています。
夏服なら夏服だけ、究極のミニマリストでしたら、下着も1~2枚など、究極に突き詰めています。
文房具系はできるだけ1つにする
衣類と一緒で、ついつい買ってしまうのが文房具です。
自分の部屋に置いてある文房具は、毎日見る物ではありませんし、何があるのかを記憶していないからです。
特にえんぴつやボールペンは、機会があれば買ってしまいますが、できるだけ1つにしてコンパクトな収納を目指すのがミニマリストです。
同じ物があれば減らす
もし、同じ物があれば減らしましょう。
特にトイレットペーパーや洗剤などの日用品はストックしてしまいがちですが、買いだめはしません。
日用品などは必要になったときに買うのがミニマリストです。
同じ物がすでにある場合は、できるだけ減らしましょう。
ミニマリストが選ぶ物の基準
ミニマリストはとにかく物を減らすということだけではなく、基準をしっかり考えています。
長く使用できる物か
まずは、その物が長く使用できるかどうかが重要です。
特に耐久性の高い物であれば、何度も買い替える必要がないからです。
ミニマリストにとって、買い物は最小限に抑えたいから、できるだけ長く使用できる物を好みます。
シンプルなデザインか
毎年、季節になると物によっては特定のデザインが流行するケースがあります。
多くの人は、物珍しさや希少性を考え、物を購入したいと思います。
ミニマリストは、デザインはできるだけシンプルな物かどうかを重要視しています。
特に個性的なデザインの物はブームにより飽きが来るため、無駄となってしまいます。
シンプルなデザインでしたら、毎年、季節に関係なく使い続けられます。
オールシーズン利用できる物か
ミニマリストは、季節限定の物ではなくオールシーズンに対応している物を選びます。
特に衣類は季節によって新しい物を買う人は多いですが、ミニマリストは、オールシーズンにこだわります。
衣類は片付けや収納に場所を取るため、できるだけ少ない枚数でオールシーズン使える物を選ぶといいでしょう。
好きな物か
物を減らしすぎたり、好みの物以外を買ったりしてストレスが溜まっては、元も子もありません。
ミニマリストを続けるためには、シンプルな物でも、自分自身が好きかどうかが重要です。
ミニマリストになるために無理をするのは辞めましょう。
まとめ
片付けをする場合、無駄な物を一切なくして生活をすれば、広い空間で快適に過ごせるよになります。
それがミニマリストです。
ミニマリストは究極に無駄をなくし、最低限の物だけで生活をするため窮屈そうに見えるかもしれませんが、何もないから片付けは楽ですし自分の時間を有効活用できます。
ミニマリストの考え方は極端に見えるかもしれませんが、部分的に真似することで得られるメリットも大きいと思います。