片付けが終わらないのはなぜ?8つの理由と改善策


整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルティングサービスおうちデトックスの代表
片付けをしたいと考えて行動しても、なかなか終わらずにうんざりしている人は多いのではないでしょうか。
先が見えない片付けほどしんどいものはありませんし、片付けの時間を別で使えたらと思うことも多いです。
そこで今回は、片付けているのに片付けが終わらない理由や解決策についてお話しします。背中を押すために敢えて厳しめの言葉で書いています。ぜひ参考にして頑張ってください!
片付けが終わらない8つの理由
片付けが終わらないのには、8つの理由があります。
部屋が汚すぎる
片付けが終わらないのは、部屋が汚すぎることがあげられます。
服が脱ぎ散らかされていたり、食べかけのものが散乱していたりすると、やり始めるハードルが高くなり片付けをしたいと思わなくなるものです。
とくに食べ物は放置するとにおいが発生し、カビや虫の発生につながるため、触りたくもないと考えてしまいます。
しかし、そこまで部屋が汚れている場合は、やり始めるまでは少し嫌な思いをするかもしれませんが、ゴミだけは片付けるべきです。ごみを捨てないと片付けが出来ません。
収納スペースがない・多すぎる
収納スペースがまったくない、もしくは多すぎる場合、片付けが終わりにくいです。
たとえば、収納スペースがない場合、どこに物をしまうべきなのかが分からなくなるからです。
逆に収納スペースが多いと片付けしやすいと思われがちですが、それこそ何をどこに収納するのかを迷ってしまうため、少なすぎても多すぎても時間がかかることがあります。
物が多すぎる
物が多すぎると「片付ける気力がまったくでてきません」と言われる方も少なくありません。
とくに収集グセがある場合は、片づけるなんて1ミリも思わなくなってしまう方がいます。
また、同じ住まいに長年住んでいると、ちょっとずつではありますが物が増えていき、思い出の品等もあれば余計に片付けができません。
物を移動しただけで終わる
たとえば、ソファーを少し動かしただけでは、片付けしたとは言えませんよね。
もともとあったソファーの空間は広くなりますが、移動した先のソファー周辺は、きっと物で混雑しているはずです。
家具などを移動すれば片付けができたと思ってしまいがちですが、そうではありません。
片付けている気持になっているだけ
片付けをしたはずが、片付けをしたつもりになっていませんか。
ちょっとごみを捨てただけ、ちょっと家具を移動しただけみたいな、場合でも片付けしたとしまうケースがあります。
ちょっとの片付けは、素晴らしい行動ですが、根本解決の片付けではありません。
やったつもり、できたつもりがそのままになると、一向に片付けは進みません。
片付けが嫌い
多くの人は、片付けがスキではなく、嫌いという感情を持っているはずです。
なぜなら、片付けは面倒だからです。
自分の家を片づけるのは時間がかかりますし、時給なんて発生するわけもないですから、積極的にやりたいとは思えないものです。
片付けている人は片付いていない方がイライラしますが、片付けが嫌いな人は、そこまで片付けをしたいと思えないので、この気持ちを変えるのはかなり難しい問題だと言えます。
買い物ばかりしている
買い物ばかりしている人も、片付けが終わりません。
買い物ばかりしている、ということは、荷物がだんだんと増えてくるからです。
買い物以上に消費するか捨てるかをしないと、永遠に片付きませんし家は汚いままです。
欲しいものがあるから買うのは間違いではありませんが、今の家の状況を考えて行動するのがベストです。
1回で片付けを終わらせようとしている
片付けが1回で終わればいいですが、なかなかそうもいきません。
とくに、本格的に片付けをしていない状況が続けば、1回で終わるのは不可能に近いです。
片付けは1回で終わるのではなく、誰もが複数回は必要なのです。
片付けに関連する記事はこちら⇒物が多い家の片付けを成功させるためのガイド
片付け嫌いが片付けを終わらせるためには
片付けが嫌いだったとしても、いつからやらないといけないときがやってきます。
その際に、少しでも片付けを終わらせるためには、何をすればいいのでしょうか。
目標を決めて片付けをする
何事もそうですが、目標を決めないと進められるものも進められません。
とくに片付けのような終わりが見えないようなことには、しっかり目標を決めておくべきです。
たとえば、今日は水回りを10分だけ掃除をする、という簡単なものでも構いません。
完璧に掃除するのではなく簡単な目標を決めて自分に落とし込めば、少しずつ作業も進んでいくでしょう。
達成後のご褒美を決めておく
片付けは大変な作業のため、終わったときの疲労感はとてつもないものかもしれません。
そんな時は、なにかご褒美を自分に与えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、片付けが全部終われば好きなものを食べるとか、好きなものを買うでもいいです。
自分のモチベーションの維持につながるようなご褒美を決めておくといいでしょう。
売れる物があるかもしれないと期待をする
片付けをする場合、不要なものも捨てるという選択肢になるはずです。
しかし、その不要品がお金に変わる可能性があります。
たとえば、貴金属や時計、おもちゃ、などあらゆるものが該当します。
また誰かに使ってもらえると手放せる場合もあるでしょう。
捨てる物に価値がある可能性を考えれば、おのずと片付けをしたいと考えるのではないでしょうか。
手伝ってもらう
もし自分で片付けをするのがしんどいのであれば、家族や友人などに協力してもらう、という方法があります。
家族と一緒に住んでいる場合はお願いするのは簡単ですが、別々で暮らしている場合は難しいです。
ですが、部屋の現状を伝えればきっと助けてくれるに違いありません。
また友人等にお願いする場合は、片付け後のお礼として食事に誘ってあげるなど、Win-Winの関係になれるよう意識しましょう。
期限を決める
片付けをしたいと少しでも考えているのであれば、片付けの期限を決めるべきです。
今日はキッチン、明日は風呂場など、片付けの期限をしっかり決めることで行動しやすくなるからです。
たとえば仕事の場合、納期があればしんどくても期限に間に合うように一生懸命になれるはずです。
片付けも仕事のようにしっかり期限を決めておくことで、順番に片付けを終わらせられます。
片付けが終わらない人のモチベーションを上げる方法
もし、モチベーションが低くて片付けが終わらない場合、何をすれば進められるのでしょうか。
片付けした後の未来を考える
片付けをしたあとの未来を考えたことはありますか。
とくにかなり散らかっている家であれば、なおさら片付いたあとのイメージがしやすいはずです。
不要なものがなくなり、掃除まで完了すれば、部屋の見栄えがよくなりますし、どんよりした空気もキレイになっているはずです。
毎日過ごす家ですから、キレイに快適になるのはとても良いことです。
片付けが終われば楽しいことをする
片付けは大変な作業ですが、でしたら終わった後になにか自分が楽しめることをしてみてください。
たとえば自分の趣味に没頭したり、買い物したりなどが該当します。
片付けのゴールを決めて、さらにその先の楽しいことまでをイメージしていると、片付けも捗ります。
家族に片付けをすると宣言する
片付けはひとりでやろうと思っても、なかなか手が進みません。
その場合は、家族に片付けを今日する、と宣言してみてはいかがでしょうか。
宣言してしまった以上やらないといけないため、嫌でも手が進みます。
家族がいない場合は、友人に宣言しても、自分自身にしっかり言い聞かせて進めてもよいでしょう。
まとめ
家中が荷物であふれかえって、汚れている状況であれば、なかなか片付けをしようと思っても進まないものですよね。
ですが、いつかはやらないとキレイになりませんし、快適に過ごせなくなってしまいます。
片付けをはやく終わらせるためには、片付けしたあとの未来をしっかり考え、楽しみを決めておくことが重要になります。
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