散らかった部屋をすっきり片付ける方法


整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルティングサービスおうちデトックスの代表
おうちの中が気付くと散らかっていたり、物であふれかえってしまって、、という事はありますよね。でも、散らかってしまったあちこちのお部屋を一気に片付けようとするのは、なかなか難しいものです。
まずは一つの場所から始めてみることが大切です。リビングや寝室などエリアを決めてやってみましょう。お片付けがあまり得意ではないという方は、小さい箇所、例えば洗面所や引き出し一つからやってみるのも良いと思います。
次に、その場所にある物を一つずつ手に取りながら、使っているものと使っていないものに分けていきます。明らかなゴミはすぐに捨てられると思いますが、その他の使っていないものは少し悩むかもしれません。思い切って処分するか、誰かに譲る、寄付する、リサイクルショプへ売るなども考え分類していってください。その時に個人の思い出の品などは慎重に判断して分類しましょう。
そして、分類したものを収納します。物の定位置を決めておくと、散らかった部屋になりにくくなります。日常的に整理整頓を心がけることで、快適な空間を維持することができますので、ぜひ、お試しください。
目次
散らかった部屋の問題点
散らかった部屋にはさまざまな問題点があります。
視覚的な乱れは心のストレスにもつながります。物があふれかえっている空間では、気分がモヤモヤしたり、イライラしたり、落ち着かないこともありますよね。このような環境では、集中力も低下し、日常生活に支障をきたすこともあります。
散らかった空間が原因で、必要な物が見つからずに探しものをしている時間は、意外と大きなタイムロスにもなります。
また、物が多すぎることでつまづいてしまったり、危ないものが紛れているのに気づかずケガのリスクも高まってしまいます。
整理整頓が行き届いていない家は衛生面でも問題を抱えることがあります。ホコリやカビが溜まりやすく、アレルギーなと健康を害する原因となることもあります。これらの問題を解決するためには、定期的な片付けと整理整頓が必要です。
片付けを始める前の準備
片付けを始める前に、いくつかの準備をすることで、スムーズに作業を進めることができますので、片付けを行うために道具を揃えましょう。これらを用意しておくと、分類や整理が効率的に行えます。
- ゴミ袋(複数枚)
- リサイクルに出すもの・譲るものを入れる紙袋など
- 仕分け用のボックス
- 分類したものが何かを書ける付箋やラベル
- 掃除機やぞうきんなど、ササッと掃除できるもの
時間を設定することも重要です。あまり長い時間かけると疲れてしまいますので、短時間で集中して取り組む、例えばここの分類は1時間で終わらせよう!などの目安を設定しましょう。そうすることにより、無理なく進めることができます。
もう一つ、片付けの目的も明確にしておきましょう。どのような部屋を目指すのか、どのくらいの物を残したいのかを考えることで、整理整頓の心構えが整います。これらの準備を通じて、片付けを楽しく、そして効果的に進めることができるでしょう。
お部屋全体をチェックする
お部屋全体を確認することは、お片付けの第一歩として非常に重要です。まずは、お部屋の隅々をチェックしてみましょう。どのような物が散らかっているのか、またはどのエリアが整っているのかを把握することが大切です。
自分自身の目で確認ができたら、実際に使っている物と使っていない物を分ける作業に取りかかります。普段目にしていない場所の物は、特に分別が必要です。
例えば、使っていない衣服や、気づかないうちに増えてしまった雑貨類は処分の対象に考えます。全体の状況を見て、どのような方法で片付けを進めるかを考えることで、作業がより具体的に進みます。
収納に必要なアイテムは後からでもOK
分類したものを収納する際、収納ボックスやカゴがあると良いですが、最初から買い揃えるのは無駄になってしまうことがあるので注意が必要です。
まずは、仮のボックスや紙袋を使い分類し、収納するものがどれだけあるか?を把握しましょう。
その後に、使用頻度を考えて一番使うものを使いやすい場所へ収納して行きます。その際、高い場所や低い場所など、収納するボックスやカゴに取っ手が付いていたり、フタが付いていたりなど、より便利に使えるアイテムを選ぶことができます。
最後に、収めたボックスやカゴの中には何が入っているのかをラベルで付けておけば、家族みんなが把握することができます。
具体的な片付け手順
1.片付けの作業場所を決める
片付ける物や仕分ける物を置く作業の場所を決めましょう。一つの場所に集めることで、視覚的に物の量を把握しやすくなります。180cm×180cm程度のレジャーシートなどを使って、そのエリアを決めると作業がしやすいです。その半分のスペースでも場所を決めてやると良いでしょう。
2.仕分けをする
すべての物を要る(使う)・要らない(使わない)に分けましょう。この「要る(使う)・要らない(使わない)」の仕分け作業が、片付けの第一歩となります。
3.不要な物を分ける
要らない物は「捨てる」「寄付する」「譲る」「売る」などで分け、行き先ごとに準備した袋に入れ、次のアクションに進めるようにします。
- 「捨てる」ものは、地域のゴミの分別を確認し、環境に配慮して処分しましょう。
- 「寄付する」ものは、福祉団体や自治体などで募集している物を確認して行いましょう。
- 「売る」ものは、リサイクルショップへ持ち込んだり、フリマアプリなどを活用しても良いでしょう。
適切な処理を行うことで、スッキリした部屋を手に入れられるだけでなく、環境への配慮や社会貢献も実現できます。
4.収納のコツ
要る物は、使う用途や頻度を意識して分類し収納します。
生活動線を考えて家具の配置を見直すことでお部屋の使い勝手が変わります。ご自身やご家族の生活の流れを考えて見直すことも大切です。
引き出しや棚へはボックスやカゴを利用することで物を効率的に収納することができます。
また、空いているスペースをうまく活用し、クローゼットの上部や家具の隙間に収納ボックスを置くことでさまざまな物が整理できます。これにより、限られたスペースが有効活用され、部屋全体が広く感じられるようになります。
最後に、収納アイテムにラベルを付けることをおすすめします。これによって、どこに何があるかが一目でわかり、物を探す時間を短縮できます。特に家族全員が使う共有スペースでは、この方法が特に効果的です。
このように、収納スペースを工夫することで、部屋全体が整理され、快適な空間を作り出すことができます。
5.定期的な見直し
定位置に収納し終わったら、以降は定期的に見直しをすることが重要です。見直しのタイミングを決めて再び整理整頓をすることで維持管理がしやすくなります。
例えば、毎週末に15分だけでも整理の時間を持つことで、物が溜まるのを防げます。これらのコツを日常に取り入れることで、心地よい環境が保たれますので、ぜひ試してみてください。
片付け維持のための習慣
片付けを行った後、その状態を維持するためにはいくつかの習慣を取り入れることが大切です。
部屋を見回して気になる場所を整理する時間を設けてみましょう。例えば、ダイニングテーブルの上ややキッチンなど、つい物が散らかってしまう場所を意識します。物を使ったら必ず元の場所に戻す習慣をつけることです。これにより、散らかりにくくなるだけでなく、物を探す手間も省けます。
また、家族と協力して「片付けデー」を作って定期的に片付けの時間を設けるのも効果的です。みんなで一緒に片付けることで、楽しく、そして効率的に作業を進めることができます。
これらの習慣を少しずつ取り入れることで、整理整頓された快適な生活空間を保つことができるでしょう。
日常の片付けルーティン
日常の片付けルーティンを取り入れれば、常にお部屋が整った状態に保ちやすくなります。
まず、朝の起床時にベッドメイキングを行うことから始めてみましょう。きれいに整ったベッドは、一日のスタートを爽やかにしてくれます。掛布団を整えるだけでも良いのです。
次に、朝食後にはテーブルを拭き、食器を片付ける習慣をつけることが大切です。食後にすぐ片付けてしまえば後が楽になりますね。そして、リビングなどに散らかっている物をチェックしましょう。あまり時間をかけずに、目についたものを簡単に整理整頓するだけでも大きな違いがあります。
最後に、就寝前に一日の片付けを行うこともオススメです。明日のスタートを気持ちよく迎えるためにも、毎日の小さなルーティンを大切にしてみましょう。
定期的な見直し
部屋をきれいに保つためには、定期的な見直しが欠かせません。毎日の生活で物は少しずつ増えていくため、定期的に整理整頓の時間を設けることが大切です。
月に一度、または季節ごとに見直しを行うと良いでしょう。この時に今の自分の生活スタイルに合った物が残っているかを確認します。使っていない物や必要のない物は、思い切って手放すことも検討しましょう。
見直しを行うことで新たなスペースを作ることができ、生活に必要な物だけを手元に残すことができます。この定期的な見直しが定着することで、常に整った空間を保ちやすくなるのです。
家族みんなで協力しながら居心地の良い空間を維持できるようになります。日々の暮らしをより快適にするために、ぜひ取り入れてみてください。
心理的効果とモチベーション維持
片付けは心理的効果への影響もとても大きく、散らかった部屋はストレスを引き起こして心が疲れてしまうことがあります。逆に、整った空間は心が落ち着け、リラックスできる環境を提供してくれます。清潔感のある部屋で過ごすことで、気分も向上しやすくなるのです。
また、モチベーション維持のためには、少しずつ取り組むことがポイントです。大掃除を一度に行うのは負担になりますが、短時間でできるタスクに分けて取り組むことで、達成感を感じやすくなります。たとえば、まずはデスク周りを整える、次にクローゼットの整理をするなど、段階を踏むことで無理なく進められます。
最後に、自分にご褒美を用意するのも良い方法です。片づけが終わった後にお疲れ様!の好きなドリンクやおやつを楽しむことで、次回の片づけに対するモチベーションも高まります。
片付けがもたらす心理的効果
片付けを行うことで得られる心理的効果は多岐にわたります。整った空間は視覚的にも心地よく、安心感を与えてくれ、物が整然と並ぶことで、何に焦点を当てるべきか明確になり、物事をスムーズに進めやすくなります。
また、片付けの過程で得られる達成感も見逃せません。目の前の物が整理整頓されていく様子を見ることで、満足感や自己肯定感が高まり、自信につながります。
このように一つ一つの小さな成功体験が積み重なることで、ストレスが軽減され、ポジティブな気持ちを引き出す効果もあります。
モチベーションを保つ秘訣
モチベーションを保つためには、いくつかの秘訣があります。まず、目標を設定することが重要です。大きな目標ではなく、小さなタスクに分けて具体的な期限を決めると、自分の進捗を実感しやすくなります。片づけを楽しむ工夫も有効です。
例えば、季節のはじめにクローゼットを整理して、コーディネートも考えながらどんな新しい服を買い足そうか?を考えたり、お誕生日やクリスマスプレゼントをもらう時期の前に、新しいおもちゃを迎え入れるために子ども部屋をお子様と一緒に片付けるなどすると、楽しみが大きいとお片付けもはかどりますね!
このような自分や家族に合った方法でモチベーションを維持しながら、楽しく片づけを行うことが大切です。
よくある質問と解決法
散らかった部屋の片付けに関するよくある質問とその解決法をご紹介します。
多くの方が悩むのが「どこから手をつければ良いか分からない」という点です。この場合、特に気になる場所から始めると良いのですが、1カ所ずつ集中して片付けることで、達成感を得やすくなり、場所場所をこなすことによって、片付けのスピードも自分なりのコツも得てきます。
そして「物が多すぎてどうしようもない」という声もあります。この場合は、まずは物を分類し、必要ないものを思い切って手放しましょう。物が多くなりがちの方は定期定期な見直しをルールとして設定するのも効果的です。
「片づけが続かない」というお悩みもよく耳にします。これには、日常的に使うものは定位置を決めておくと、片づけが楽になります。少しの工夫と習慣が散らかった部屋を改善する鍵となります。ぜひ参考にしてください。
「一人で片付けるのが難しい」という方は、プロと一緒に片付ける整理収納サービスを利用するのも良いと思います。
プロと一緒に片付けることによって、片付けの手順やコツを学ぶことができ、また何か迷った際にはその場でアドバイスを受けることができます。
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まとめ
散らかった部屋を片づけるための方法を振り返ってみましょう。まずは、一つの場所に焦点を当てて整理を始めることが重要で、リビングや寝室という特定のエリアを選ぶことで、作業が効率的に進みます。
次に、物を使っているか使っていないかに分けて整理し、使わない物は処分や寄付することが大切です。思い出の品についても、そこまでの愛着があるかを考えながら判断しましょう。
そして、物には定位置を設けることで、散らかった部屋に戻ることを防ぐことができます。日々の小さな整理を続けることで、快適な空間をキープしましょう。これらの方法を実践すれば、きっとあなたの部屋も整頓された状態を保つことができるはずです。