片付けはどこからはじめるべき?準備するものとやっておきたい4つのこと


整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルティングサービスおうちデトックスの代表
本気で片付けをしたい、でも散らかっているご家庭になればなるほど、どこから片づけるべきなのかを迷ってしまうことが多いです。
重い腰を上げて片付けをしたとしても、永遠に終わりそうにないため、なかなか本気になれないものです。
そこで今回は、片付けをどこから進めていくべきなのかについてお話ししますので、参考にしてみてくださいね。
目次
片付けをはじめる前にまずはやる気を上げることが重要?
本格的に片付けをする場合、やはり、やる気を上げる必要があります。
なぜなら、お片付けが苦手な場合、好きでもないことをやるわけですから、やる気がないと、片付けをすぐに断念してしまうことが多いからです
片付けをしたいと考えているのであれば、片付けをしないといけない理由があるはずです。
まずは片付けをした後のゴールを思い浮かべてみましょう。
快適に過ごしたい、リラックスしたいなど、どんな理由でもいいのでゴールを明確にし、やる気を上げることからはじめてください。
もし理想のゴールがイメージできない場合は、このままいくとどうなるのか、悪い想像をしてみてください。
理想のゴールで動けなくても、「このままではマズイ」という気持ちでお片づけをスタートする方も非常に多いです。
なんでもそうですが、やる気があれば続きやすいのでうまく活用しましょう。
片づけ前と後で写真を撮っておく
片づけのやる気を上げたり、達成感を感じるためにやっておきたいことは、片づけの前と後の写真を撮っておくことです。
つまり、ビフォーアフターの写真です。
片づけ前に写真を撮り、片づけ後の写真とを比較すると明らかに家がキレイになっているため、達成感を味わえます。
結果的に将来的に再度片づけをしなければならない場合も、ビフォーアフターの写真でモチベーションの維持ができます。
ちなみに、片付ける前の写真を撮ると、想像以上に部屋が汚く見えてやらないといけない気持ちになる方も多いですよ。
片付けをする時間を決めておく
片づけをする場合、まずは1日でどれくらいの時間を使うのか、を明確にしておくべきです。
なぜなら、1日中片付けに時間をかけられない場合も多いので、1日30分などと時間を決めスケジュールに入れ込みましょう。
休みの日に片付ける場合は、時間を決めないとだらだらと片づけをして、結局終わらない、なんてことにもなりかねません。
中途半端で終わるとさらに散らかってしまい片付けが嫌になってしまいます。
今日は3時間以内で片づけを終わらせる、みたいに時間を決めておくと理想的ですよ。
音楽をかけて片づけをする
片づけをする場合なにか作業がはかどるものを用意したいものです。
そこで、自分がテンションが高まる音楽をかけてあげることで、スムーズに片付けができるという方もいます。
ただし、TVなどをつけると手が止まってしまう可能性があるため、聞き流せるような音楽にとどめておきましょう。
片づけに関連する記事はこちら⇒片付けのコツを知って部屋をキレイに保つ方法
片付けをはじめる前に準備しておきたいもの
片付けとひとくちに言っても、何もなしで進めると、時間がかかり途中で終わってしまいます。
片付けをする場合、基本的にはごみ袋や、ごみをまとめるビニールひも、はさみ、などが必要になってきます。
ものを入れる場所がない場合は、一旦区別するダンボールや紙袋とマジックを準備しましょう。
何を入れたか忘れないようマジックで書くことがポイントです。
ごみ袋
大掛かりな片付けであれば、たくさんのごみ袋を準備してください。
とくに、燃えないごみや燃えるごみ袋など、何枚もあれば、大掛かりな片付けにも対応できます。
また、ゴミの日の前に片付けると、ごみが家に残らず片付けが進みます。特に燃えないゴミは回収日が少ないので気をつけましょう。
ビニールひもやハサミ
片付けをする場合、ビニールひもや、ひもを切るハサミなども必要です。
たとえばいらないダンボールがあれば、まとめてビニールひもでくくると、かなりコンパクトになります。
ダンボールではなくても、他にまとめたいものがあれば、ビニールひもでくくっておくと持ち運びも楽です。
また、細かくしたいものがあればハサミで切り、よりコンパクトにしてごみとして処分もできます。
ダンボールやかご
必要なものと不要なものを分けるために、ダンボールやかごを準備しておくとベストです。
必要なもの、不要なものを片付けの際に分類しておくと、最後の掃除の段階で楽になります。
不要なものでも、売れそうなものと売れなさそうなものを分けておくと、よりスムーズです。
片付けはどこからはじめるべき?
片付けといっても、正直どこから手を付けるべきなのかを迷ってしまいませんか。
捨てるのが苦手な方は、お掃除と一緒に始めるのも良いでしょう。
例えば、汚れやすいところを綺麗にするところからはじめ、お片付けも一緒におこなっていきます。
水回り
家のなかで、もっとも使い、そしてもっとも汚れやすいところと言えば水回りではないでしょうか。
とくに、キッチンやトイレ、お風呂場は毎日使うため、非常に汚れやすい場所でもあります。
水回りを片づける場合、たとえばお風呂場であれば、壁や床の汚れをキレイにし、使っていないシャンプーやボディーソープ類は捨てるようにしましょう。
キッチンは排水溝がかなり汚れている可能性があるため、分解をしてハイターなどでつけ置き洗いをしておくことをおすすめします。
キッチンも同様に、古くなったスポンジなどは処分し、新しいものと交換しておきましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫も毎日使うものですが、意外にも掃除をしない場所でもあります。
冷蔵庫はそこまで汚れるものではありませんが、たとえば古くなった食材がそのまま奥底で眠っている可能性があります。
生ものであればにおいもそうですし、冷蔵庫を汚してしまう原因にもなります。
いちど冷蔵庫の中身を全部取り出して、必要なものとそうではないものを分類しましょう。
全部取り出して、あきらかに賞味期限が切れているものは廃棄し、冷蔵庫をキレイに使うことを意識してくださいね。
リビング・玄関
リビングや玄関も毎日利用する場所ですし、汚れやすい環境です。
玄関は三和土(たたき)を拭きながら、底がすり減った靴や増えすぎた傘を処分しましょう。
リビングはとくに片づけがいがあります。
たとえば、洗濯物をソファに置きっぱなしであれば、キレイにたたんで収納する、まったく使ってない本や雑貨は捨てるなどが該当します。
薬類、衛生用品、文房具など、1か所に集めて収納しておけば、今後使いやすくなります。
ただし、自分以外の家族の私物もリビングに置かれている可能性があるため、勝手な判断で移動したり捨てたりしないように注意するべきです。
片づける際にやっておきたい4つのこと
家を片づける場合、いくつかのやっておきたいことがあります。
必要なものと不要なものを分ける
片づけをする場合、必要なものと不要なものをしっかり分類することが重要です。
必要なものは、さらにジャンル分けをしておくと、あとの片付けが楽になります。
完全に不要でごみになるものは、ごみ袋に入れてまとめて出せるようにしておくといいでしょう。
不要なものを分ける手順についてはこちら→物が多い家の片付けを成功させるためのガイド
収納する
必要なものが決まったら、次に収納をしていきます。
ただ単純に収納をするのではなく、優先順位の高いものを手前にしたり、手が届く範囲に収納したりすることが重要です。
もし、保留にした物がある場合は、いったん置いておき後日、どうするのかを考えるのもいいでしょう。
掃除をする
収納が終われば、家の中はかなりスッキリしているはずです。
しかし、物が置いてあった場所にほこりやごみが溜まっているはずですから、キレイに掃除をします。ものを動かした時は普段できない掃除をするチャンスです
掃除機や雑巾等で汚れている部分をしっかりとキレイにします。
不要品は売るか処分する
もし、不要品でも売れそうな物だと考えた場合、捨てるのではなく売る、という選択肢を考えるのも良いですね。
使わなくなった衣類や家具なども、売る場所によっては高く買い取ってもらえる可能性があります。
自分で価格を決めたいのであればフリマアプリを、迅速に処分をしたいなら専門業者にお願いをしたりリサイクルショップに持ち込んだりする方法があります。
まとめ
いざ片付けをしたいと考えた場合、どこから手を付けるべきなのかを迷ってしまいますよね。
家の状況にもよりますが、なかなか進まない時は、まずは水回りからキレイにしていき、冷蔵庫やリビング、玄関、自分の部屋など、優先順位の高いところから進めていくといいでしょう。
掃除しながら古いものを処分するだけでも気持ちがスッキリします。
おおがかりな片付けをする場合は、しっかり準備をして、最後までモチベーションを切らさないように工夫することも大切ですよ。