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片付けノウハウ
おうちデトックス編集部

片付けが進まない原因と解決策!やる気を出してスッキリ片付ける方法とは

片付けが進まない原因と解決策!やる気を出してスッキリ片付ける方法とは
サイト運営者

整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか

お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルタントサービスおうちデトックスの代表

「片付けなきゃいけないとわかっているけど、なかなか進まない…」
「きれいに整理整頓された部屋にしたいけど、どこから始めればいいかわからない…」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

片付けが終わらないのには、いくつかの原因があります。片付けが苦手な方でも、対処法や正しい手順を知ればスムーズに作業が進むでしょう。

本記事では、片付けが進まない理由や片付けを終わらせるコツ、正しい片付けの手順をご紹介します。

片付けが進まない理由

片付けが進まない理由は、大きく5つに分けられます。

  • 物が多い
  • 収納が少ない
  • 収納場所を決めていない
  • 物を捨てることに慣れていない
  • 片付けのやり方を知らない

片付けが苦手な理由がわかれば、自分に合った対策を立てられるようになります。

物が多い

物が多いと、片付けの難易度が上がります。収納スペースが圧迫され、新しい物を入れる場所もなくなってしまうからです。

物が多くなる原因のひとつは、「いつか使うかもしれない」という考えです。もったいないからと、使っていない物を手放せずにいる人も少なくありません。また、必要性をよく考えずに衝動買いしてしまう場合も物が増えやすくなります。

物が多くなると、整理整頓に時間がかかり、片付けへのやる気が低下してしまいます。部屋がごちゃごちゃした状態になり、何から手を付けていいかわからなくなってしまうでしょう。

収納が少ない

収納スペースが少ないことも、片付けが進まない原因です。収納スペースが少ないと、やむを得ず床や机の上に物を置くようになり、それが習慣化してしまいます。

また、収納設備があっても使いにくくて有効活用しきれていない場合もあります。クローゼットの奥行きが深すぎて奥の物が取り出しにくい、棚の仕切りが少なくてたくさん物を置けない、といった場合は収納に一工夫が必要です。

収納場所を決めていない

収納場所を決めていないと、片付けても元の状態に戻りやすく、モチベーションが下がってしまいます。

ご家族で住んでいる場合、自分だけで収納場所を決めても、みんなでルールを共有しないと元に戻りやすくなります。特に子どもがいる家庭では、おもちゃや学用品の収納場所を明確にすることが大切です。

また、収納場所が決まっていないと、同じ物を何個も買ってしまうかもしれません。「どこにしまったかわからない」と買い足して部屋が物で溢れないよう、注意しましょう。

物を捨てることに慣れていない

物を捨てることに慣れていない人は、「捨てる・残す」の判断に時間がかかってしまい、片付けがスムーズに進みにくくなります。

捨てることに罪悪感を覚える人は、物を大切にする優しい方がほとんどです。

そんな方は「物を大切にするのは物を使うこと」と考えてみましょう。捨てなくても使わずに置いているだけでは本当に物を大切にしているとは言えないからです。

「痩せたら着られるかもしれない服」「いつか読むかもしれない本」など、未来の可能性を想像して保管し続ける方もいるかもしれません。もったいないという考えは素晴らしいものですが、いつか手放さないと部屋が物で溢れてしまうため、対策が必要になります。

片付けのやり方を知らない

単純に「片付けのやり方を知らない」から進まないのかもしれません。

家庭科の教科書に片付けの方法が盛り込まれたのは、2008年のこと。習ったことのない大人が多数派となっています。意外にも正しい片付けのやり方を知らずに時間と労力を無駄にしてしまう人は多いのです。

片付けを進めるメリット

片付けには、想像以上の多くのメリットがあります。利点を知れば、片付けのモチベーションが上がるはずです。

  • 必要な物がすぐに見つかり、時間の節約になる
  • 掃除が楽になる
  • 同じ物を買わずに済む
  • 部屋が広くなる
  • 心身ともにリラックスできる

まず、片付けをすると必要な物がすぐ見つかるようになり、探す時間を削減できます。何個も同じ商品を買う失敗も防げるでしょう。掃除や整理整頓にかかる時間が減って、趣味や家族との時間に充てられるようにもなります。

また、新しいことを始めるためのスペースや時間的余裕が生まれ、生活の質の向上にもつながります。きれいに片付いた清潔感ある部屋で過ごすと、心身ともにリラックスできるでしょう。

片付けのやる気アップ!楽しく進めるポイント

片付けが苦手で、嫌々やっている…という方もいるでしょう。片付けをスムーズに終わらせるには、楽しみながら作業するのが一番です。片付けのやる気をアップさせる方法を3つご紹介します。

  • ビフォーアフターの写真を撮る
  • 好きな音楽をかける
  • ご褒美を用意する

ビフォーアフターの写真を撮る

片付け前後で写真を撮って見比べると、自分の努力が可視化され、「こんなにきれいになったんだ」「片付け頑張ったな」と大きな達成感を得られます。

インターネットで検索してビフォーアフターの写真や動画を見る方法もおすすめです。散らかった部屋がきれいに整頓されていく様子を見れば、自分もこんな家に住みたいとモチベーションが上がることでしょう。

好きな音楽をかける

好きな音楽を聴けば、楽しみながら作業を進められます。お気に入りの曲を集めたプレイリストを作って、片付けを楽しい時間に変えましょう。

特に、アップテンポな曲をかけながら、ノリノリになって進めるのがおすすめです。一気にやる気が出てきて、時間を忘れて集中できますよ。

ご褒美を用意する

自分へのご褒美を用意することで、モチベーションを維持しやすくなります。

例えば、洋服の片付けが完了したら、お気に入りのお菓子とコーヒーを飲む時間を作る、部屋がきれいになったら映画館に行くなど、ご褒美を設定することで片付けへの意欲が高まります。

片付けの正しい手順

効率的に片付けを進めるためには、正しい方法を理解して作業を進めることが大切です。ここでは、片付けの手順をご紹介します。

  • STEP1:物をすべて取り出す
  • STEP2:仕分けする
  • STEP3:収納する

STEP1:物をすべて取り出す

まず、片付けるエリアを決めて物をすべて取り出しましょう。何が何個あるか把握でき、「捨てる・取っておく」の判断がしやすくなります。隠れていた物も見つかるかもしれません。

このときのポイントは2つです。1つ目は、狭いエリアから始めること。クローゼット全体から始めると物を取り出すのも一苦労ですが、収納ボックスひとつから始めて片付けが終われば達成感が得られます。

2つ目は、作業スペースを十分に確保することです。物を並べる場所がないと、仕分けの作業がやりづらくなってしまいます。

STEP2:仕分けする

物をすべて取り出したら、次は仕分けです。「必要な物」と「不要な物」に分類します。

このとき、まだ「使える」からとあまりに多くの物を取っておくのはNGです。もったいない気持ちを捨てないと物が減らないため、「使う」かどうかで決めましょう。

使うかどうかで決められない時は、自分なりの判断基準を設けましょう。

さくさく作業を進めるためにも、判断基準を設けるのがポイントです。例えば、開封してから1年経った化粧品や、買ってから半年以上読んでいない本は捨てる、といった具合です。

それでも判断に迷う物については、いったん「保留」にして問題ありません。事前に保留用のボックスを用意しておきましょう。ただ、いつまでも保留した物が残らないように、必ず期限を決めて仕分けをするよう注意が必要です。

STEP3:収納する

仕分けが終わったら、いよいよ収納の段階です。物の使用頻度や大きさなどを考慮しながら、最適な収納場所を決めていきます。使用頻度の高い物は手の届きやすい場所に、季節物は奥や上部の収納スペースに配置するなど、実用的な配置を心がけましょう。

ご家族だと、ひとつのエリアを複数人で使う場合もありますよね。その場合は人でも区別しておくことが大切です。クローゼットなら左側が親、右側が子どもといった具合です。そのうえで「アウター」「トップス」「ボトムス」「インナー」とカテゴリ別に収納していきましょう。
物が混在していて一箇所ずつ片づけが終わらない場合は、「仮置き」をしてまずは片付けを進めましょう。

片付けを終わらせるコツ

片付けを始めたものの、中途半端に終わらせてしまう…という方もいるかも知れません。ここでは、片付けを確実に終わらせるためのコツを3つご紹介します。

  • 片付けの時間を決める
  • 無理に捨てない
  • 大雑把に仕分けする

片付けの時間を決める

片付けにあてる時間を決めましょう。漠然と片付けるのではなく、「夕方の30分」というように、具体的に設定することで作業にメリハリが生まれ、効率的に進めることができます。

初めのうちは、15〜30分程度から始めることがおすすめです。一ヶ所が片付けば達成感を味わえるので、次へのやる気がわきます。どんどん整理整頓が進み、片付けが楽しくなっていくでしょう。

無理に捨てない

物を手放すことに慎重になるのは自然な感情です。特に思い出の品や高価な物、大切な人からもらったプレゼントは、簡単に判断できないでしょう。

片付けでは判断力が重要ですが、何でもかんでも捨てればいいというものではありません。長く使っていない物でも、大切であれば取っておくのも選択肢のひとつです。

ただ、捨てないと決めた物で収納スペースが圧迫されたり、管理に時間やお金がかかる場合は、それでも保管しておきたいか考えてみるのもよいでしょう。

大雑把に仕分けする

完璧な片付けを目指すあまり、細かい部分にこだわりすぎてしまう方も多くいます。しかし、最初から完璧を求めすぎると、作業が進まなくなってしまうかもしれません。

まずは大まかな分類から始め、徐々に細かい整理に移っていくことをおすすめします。例えば、書類の整理であれば、最初は「いる」「いらない」「保留」の3つに分けます。その後、カテゴリや重要度、緊急度に応じて分類します。最後にファイリングを行うことで、途中で挫折することなく、最後まで作業を進められます。

それでも片付けが進まない場合はどうする?

片付けの正しいやり方を知っても、自分一人の力では思うように進まないこともあります。そんな時は、以下のような対策を検討してみましょう。

  • 収納スペースを作る
  • 業者に片付けを依頼する
  • 収納コンサルを受ける

収納スペースを作る

物を片付ける場所がない場合は、部屋を見直して収納スペースを作りましょう。壁面を活用した棚の設置など、今まで見過ごしていた場所を収納スペースとして活用できるかもしれません。

デッドスペースの有効活用もポイントです。階段下やクローゼットの扉裏など、見落としがちな場所にも、工夫次第で立派な収納スペースを作ることができます。

収納を増やすことは悪いことではありません。ただ、いつか限界がきて入り切らなくなります。物を減らすことも続けましょう。

業者に片付けを依頼する

片付け業者に依頼する方法もあります。大量の不用品がある場合や、大型家具の移動が必要な場合に自分で片付けるのは大変です。

業者に任せれば、いつの間にか部屋が整理整頓され、ゴミ捨ての手間もかかりません。どうしても片付けのやる気が起きない人にもおすすめです。

収納コンサルを受ける

収納コンサルのサービスを利用する方法もあります。整理収納のプロが片付けを一緒にやってくれるものです。

片付け業者に頼んだり、自分で片付けたりすると、すぐ散らかった状態に戻ってしまうケースは少なくありません。

収納コンサルを受ければ、片付けの方法を教えてもらえるので、一人で部屋をきれいにできるようになります。片付けが習慣化して、リバウンドを防げるでしょう。

まとめ

片付けが進まない原因は、物が多い、収納スペース不足、物を捨てることに慣れていない、やり方を知らないなど多岐にわたります。無理なく片付けを終わらせるためには、正しい手順を守り、楽しみながら行う工夫をしましょう。

どうしても片付けが終わらなければ、1日15〜30分から少しずつ始めても大丈夫です。無理して捨てようとしたり、整理したりせず、自分のペースで進めましょう。

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