キッチンの分別できるゴミ箱の選び方と設置のアイデア【片付けノウハウ】
整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルタントサービスおうちデトックスの代表
ゴミは分別して環境にも配慮することはとても大事なことですが、特に、キッチンは家の中でもいろいろな種類のゴミが出てくる場所で、いざ分別するとなると大変ですよね。
ゴミを分別するために、ゴミ箱の選び方についてお客様のお悩みでも特に多いのが以下の3つ。
・キッチンで出るゴミは分別したいけど、置けるゴミ箱の数やスペースに限りがある
・ゴミ箱はあるものの、容量が足りずにゴミ袋をそのまま床に置いている
・ゴミ箱の掃除がしにくかったり、できずに汚くなっている
そこで、キッチンでのゴミ分別に悩んでいる方のために、ゴミ箱の選び方と設置のアイデアをご紹介したいと思います。
片付けや収納でお悩みが多いキッチンだからこそ、後悔しないようにゴミ箱を選ぶ時のポイントを見ていきましょう。
目次
キッチンに置くゴミ箱の選び方
見た目
意外に思われる方もいるかもしれませんが、『キッチンの印象はゴミ箱で決まる』と感じています。
インテリアの外観を崩すことなく、それでいて使いやすいものを意識すると良いかなと思います。
サイズや容量
ゴミ箱を設置する場所のスペースを考慮するのはもちろんですが、一般的なゴミ袋のサイズは45Lなので、ゴミ箱の容量45L前後を目安に選ぶと良いでしょう。
さらに、分別の種類や、その分別ゴミが普段の生活でどれくらいの量出るのか?例えば、可燃ゴミは45L×1袋分くらいは出るけど、ペットボトルはほとんど出ない。など、各家庭によって違うと思います。ゴミの量も考慮しましょう。
ふたのある・なし
ゴミによってはふたが必要ない場合もあるかと思います。しかし、ふたがあるものを選ぶ際には注意すべきポイントが3つあります。
1)足元のペダルやセンサーなどのふたの開閉に関するオプション
2)ふたの開き方(片開き、両開き、横スライドなど)
3)ふたが開いた状態で設置したい場所に収まるか?
特に棚の中で設置したい場合、その場所内でゴミが入れられるだけふたが開くか?の確認が重要です。
意外とゴミ箱の高さを測って収めるところまでは完璧だったのに、ゴミを捨てようとしたら、ふたの開くスペースが無かった…ということも多いので注意が必要です。
掃除のしやすさ
ゴミ箱は、汚れてしまった場合に掃除しやすいなども選ぶ時のポイントです。
設置するゴミ箱の個数
キッチンは限られた空間なのに、分別の種類は各自治体とも増えているのが現状です。一般的な可燃ごみ・不燃ごみ、プラスチックごみだけでは収まらず、食品トレーや雑紙などリサイクルとして回収に出すまでストックする必要があり、とても悩ましいですよね。
ゴミ箱の中にフックが付いているのもありますので、ゴミの量が少ないものは、そのようなゴミ箱を選んでゴミ箱の中で分別する方法もあります。
必要な数のゴミ箱を置くスペースを確保できるよう、キッチンを整理することも大切ですね。
分別に便利なおすすめのゴミ箱
お客様へもご提案して好評だったゴミ箱を5つご紹介したいと思います!
※各メーカー様のHP等にリンク付けしてますので、詳しい仕様や価格などご参考ください。
KEYUCA(ケユカ) 両開きダストボックス
KEYUCAの両開きダストボックスは、ペダル式で量開きになるふたの為、高さスペースを取らずに設置することが可能です。長く使えるよう替えパーツだけでも販売しているのも良いポイントです。
▼サイズ展開
①LLサイズ:42L(45Lゴミ袋対応)
②Lサイズ:27L (30Lゴミ袋対応)
③Mサイズ:15.2L
④Sサイズ: 3.2L
RISU(リス) SOLOWペダルオープンツイン
RISUのSOLOWペダルオープンツインは、45L と35Lの高さが同じなので、ゴミの容量に合わせて組み合わせて使った場合にも高さが揃い、並べた時に美しく設置することができます。
▼サイズ展開
①ペダルオープンツイン45L
②ペダルオープンツイン35L
③ペダルオープンツイン20L
関連商品
④ペダルオープンワイド45L
⑤ペダルオープンスリム13L
山崎実業 分別ゴミ袋ホルダー LUCE(ルーチェ)
タワーシリーズでおなじみの山崎実業の分別ゴミ袋ホルダー LUCE(ルーチェ)は、ペットボトルやプラゴミ、空き缶などとにかくラクに管理したい!という方におすすめ。ゴミ袋そのものが容量になるので、たくさん捨てたい方にもおすすめです。
楽天ショップMONO GALLERYでは、限定カラーを含めカラー展開も豊富なので、インテリアにアクセントをつけたり、合わせたりと楽しむこともできそうです!
▼サイズ展開
①フタが縦に開く(縦開き)
②フタが横に開く(横開き)
③フタが横に開く(スリム)
Like-it(ライクイット) シールズ密閉ダストボックス
Like-itのシールズ密閉ダストボックスは、その名の通り密閉ゴミのニオイ漏れを防ぐ密閉シリコンパッキン構造。25や9.5はスリムなデザインも人気です。
密閉ゴミ箱なので、オムツやペット用シーツのゴミにも使えます。(別に「ダイパーポット 密閉おむつペール」という商品もあります。)
また、45と25は高さが同じなので、こちらも容量違いで並べても良いし、フタなしタイプのマルチパーパスビンも同じ高さになるので、45と25×フタあり・なしで組み合わせても高さが揃います!
そして、シールズシリーズはパーツのみの販売もあるので長く使えますよね。
▼サイズ展開
①シールズ45 密閉ダストボックス
②シールズ25 密閉ダストボックス
③シールズ9.5 密閉ダストボックス
フタなしシリーズ
④マルチパーパスビン45
⑤マルチパーパスビン25
⑥マルチパーパスビン9.5
無印良品 フタが選べるダストボックス
無印良品のフタが選べるダストボックスは、フタの種類を3つから選べ、キャスターも取り付け可能です。
使う場所が変わった時にも、フタだけ買い替えられて使い回しが効くのも良いですよね!
▼サイズ展開
①大 (ゴミ袋45L・30L用)
②小 (ゴミ袋20L用)
フタの種類
・横開き
・縦開き
・スライド窓付き横開き
実例で見る分別ゴミ箱の設置アイデア
ここからは、キッチンで実際に設置した分別用のゴミ箱アイデアをご紹介したいと思います。
小さめのゴミ箱を使う
こちらは、小さめのゴミ箱を3つ並べてリサイクルに出す食品トレー、紙パック、不燃ごみ、ペットボトルのキャンプを分別している実例です。
汚れても拭きやすい・洗いやすいサイズなので、お手入れも簡単です。
ゴミ袋を引っ掛ける
こちらは、キッチンの扉にゴミ袋を引っ掛けて分別している例です。
ゴミ袋を引っ掛けて→ゴミを入れて→捨ててと、流れ的にはとてもスムーズになりますよね!
こちらは、雑がみを紙袋を利用して捨てているので、ゴミが溜まったらそのまま捨てられます。
こちらは、スタッフ宅で実践しているペットボトルと缶の例。回収が週一回あって、それほどゴミも溜まらないので、レジ袋に100円ショップのメッシュバッグをカバーにしてフックに掛けています。メッシュバッグはそれなりに柔軟性があるので、ゴミの量に応じてもたつかず、色をインテリアに合せれば、それほどゴミの主張もせずに馴染みます。
壁をゴミ分別コーナーに
もし、ビン・カン・ペットボトル・不燃ゴミが大量に出るというご家庭であれば、邪魔にならないところに場所を確保することが大切です。置く場所がないなら壁を使うのも手です。
いっぱいになったらすぐに捨てられるので、お手入れのラクさはダントツでした。壁が汚れないように壁にシートを貼っておくのも良いと思います。
まとめ
ゴミは一般的な可燃・不燃、プラスチックだけでは収まらず、リサイクルの資源としての分別種も増えています。大きなゴミ箱をいくつも置くのはスペース的にも難しいですが、各ご家庭のゴミの量も考慮して、分別もラクにできるゴミ箱を選んでください。
日々の家事が少しでも時短でラクになるよう、ぜひ、ご紹介したゴミ箱の選び方を参考にしてみてくださいね。