衣替えしなくて良いクローゼットにするためのコツ【片付けノウハウ】
整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルタントサービスおうちデトックスの代表
だいぶ涼しい日が続いて来たな~と感じると、いよいよ衣替えの季節!と思いますよね。でも、衣替えしなくちゃと思うとなんだか面倒くさい。。
異常気象や地球温暖化と言われているように、例年突如として現れる季節外れのお天気もあって衣替えのタイミングもよく分からず、半袖も長袖もどっちもまだまだ必要!!という期間も多いですよね。
それならば! 衣替え不要のクローゼットだったらいかがでしょうか?
今回は、衣替え不要なクローゼットにする為のコツをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
衣替えがチャンス!衣類の見直しチェックポイント
まずは衣類の見直し。シーズン終わりにチェックすれば着ない服を保管する必要はないですよね。下記に挙げたチェックポイントを参考に衣類の要・不要のチェックをしてみましょう。
シミ・汚れ・毛玉・穴あき
もう落ちないようなシミや汚れが無いか確認しましょう。特に夏物の場合は汗シミなども付きやすいです。また、白いTシャツなどは経年劣化等で黄ばみも出てきますので、確認してみましょう。
また、毛玉については毛玉取りで除去できて再び着れる物と、細かくて除去しきれないような物もありますのでよくチェックしてみてくださいね。
意外とTシャツやカットソーなどに、ショルダーバッグが当たる腰回りやショルダー自体が当たる胸周りなどが擦れていて細かい毛玉になっていることもあります。ある日、お日様の下で見たら細かい毛玉が目立ってて「え゛えぇーー」って驚いたり笑 照明にかざして光の加減で判るのもあります。気になる方はぜひ見てみてください。
もう一つ毛玉に関連して、裏起毛素材。最近は機能的なウェアが多くて寒い冬もそんなにモコモコせず暖かく着れる裏起毛のスウェットなども多いですよね!
この裏起毛もお洗濯の摩擦でフワフワからザラザラに変化して肌触りが悪くなっているのもあると思います。特にご自身で着ていないお子様の服なども裏面要チェックです。
そして、意外な所に穴や破れがあるかもしれません。
上着のポケットの中など、手をよく入れるのでその指が当たる所が穴が開いていた!
ズボンのお尻のポケットにお財布を入れる男性も多いですよね。お財布の角でポケットが擦れて穴が開きはじめ、いよいよお財布が落ちそうなくらい大きくなっていないか??など、意外な穴もあるのでチェックしてみましょう。
私はこの気付かなかったポケットの穴で、入れたハズの自転車のカギを失くしました…苦笑
サイズ感
特にお子様の服はサイズ重要ですよね!!ワンシーズンで着れなくなくなる物も多いかもしれません。単にサイズアウトしただけで着れる状態であれば、誰かに譲ったり、リサイクルに出したり売ったりできますね。
もし、お子様の服でご兄弟用に保管する際は、サイズ別に分けて保管するとご兄弟が使う時に便利です。
大人の服も着心地も含めて確認してみましょう。
感覚!
「今シーズンたくさん着たな~」とか「もうこの服はサヨナラしても良いかな?」など、感覚的なことも大切ですよね。逆にお気に入りを大切に、手入れをしながら長く着ることも大事です。
まだ着れるけど、もう自分にはもういいかな?という服は、処分する・譲る・売るなど次の行先を決めてあげてください。
このようにシーズン終わりに要・不要のチェックしておけば、保管の手間も省ける他、次のシーズンが来た際に何のアイテムを買い足そうかな?次はこんな服着てみたいな?なども分かりやすくなります。
何よりも持っている服を全部見ることによって、実は着ていなかった服を発見するなど、ご自身やご家族が管理しやすい服の数というのも見えることにつながります。管理できる定量を守っていけば、リバウンドもしづらくなりますので、見直しの際に『適量』を見つけて、管理しやすい量を知りましょう。
クローゼットをゾーンで分けて収納する
服の見直しが終わったら、次は衣替え不要なクローゼットづくりのはじまりです。
まずはおうちの中のクローゼットをそれぞれ誰用・何用など決めます。その次に、各クローゼットをだいたい上・中・下・左・右の5つくらいに分けて、ゾーンを決めます。
例えば、一人分のクローゼットとすると
上:バッグ・カバン、帽子
中:ハンガーで掛けて収納するもの
下:引き出しを使って収納するもの
左:厚手のコートなどのアウター
右:トップス・ボトムスなど
という具合です。
これが、ご夫婦お二人分だとすると、
上:冠婚葬祭用小物・レジャーの服(スキーや水着)・バッグ類
中:ハンガーに掛けて収納するもの
下:引き出しを使って収納するもの
左:夫用
右:妻用
など、こんな感じでクローゼットの空間を大きくゾーンで分けます。
ゾーンごとに最適な収納方法で収納する
それぞれクローゼット内のゾーンが決まったら、各箇所使いやすく収納していきます。
箇所ごとに参考になる記事を集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
クローゼットの上部
クローゼット上部には、出し入れしやすいよう軽い箱などにまとめてグループで収納すると出し入れに便利です。
その際に、冠婚葬祭用など、○○セット、○○グッズをひとまとめにしておけば、急な時にもすぐに準備ができます。
この時に箱やケースにラベリングするのを忘れないでくださいね。
その他参考: カバンの収納に困ったら…プロが実践したカバン収納のワザ【ノウハウ】
掛けて収納する
掛けて収納する場合、ハンガーをアイテムごとに分ければ揃って見た目も良いです。アイテムによっては薄型のハンガーに掛けて収納効率をもっと上げられることもできます。
また、スラックスハンガーについてはフックとオープンになっている向きや高さがメーカーによって違う物もありますので、その辺も購入の際のチェックポイントの一つですよ!゛
参考:トップスのハンガー収納に便利なオススメハンガーの種類【ノウハウ】
参考:ボトムスの収納におすすめハンガーと選び方【ノウハウ】
クローゼットの下部に衣装ケースを置いて引き出し収納
丈の長さを揃えてハンガーを掛ければ、クローゼットの下部には衣装ケースが置けるスペースもできますよね。
衣装ケースもサイズが色々。サイズ選びのコツを知って選べば収納効率もグンとアップします!
参考:衣類の収納におすすめな衣装ケースの選び方のコツ【ノウハウ】
そして、たたみ方も工夫すれば衣装ケースに納まる服の量もアップ!
参考:引き出し収納を使いやすくする工夫とたたみ方のコツ【ノウハウ】
参考:ボトムス・デニムを四角くたたんでコンパクト収納|長谷工×おうちデトックス整理収納術【動画】
見分けのつけづらいアイテムもたたみ方の工夫と仕切って収納すれば、使う時に見つけやすいです。
参考:靴下の種類別に見分けやすいたたみ方!|長谷工×おうちデトックス整理収納術【動画】
左右で分ける
一つのクローゼットを兄弟で分けたり、ご夫婦で分けたり、左右半分でそれぞれの仕組みを作って分けて使うこともできますね。
また、左:冬物のアウター、右:春夏物とハンガーに掛ける衣類の種類を分けても良いでしょう。
一度、衣替え不要なクローゼットの収納づくりを頑張れば
ここまで衣替え不要になるクローゼットづくりのコツをお伝えしてきましたが、ひと昔前と比べてタンスや押し入れがメインの家事情とはだいぶ変わって来ましたので、イマドキの間取り的には少し収納システムづくりを頑張れば衣替えが不要なクローゼットになりやすいですよね。
今ではクローゼットが各部屋にあったり、ウォークインクローゼット、ファミリークローゼットなど、収納がよく考えられたクローゼットがあるので、一度定位置づくりをしてしまえば、後は定量管理をしてキープするのみで、使いやすいクローゼットが手に入ります。
プロと一緒にクローゼットづくりすれば、収納のコツやノウハウを学びながら衣替え不要なクローゼットもつくれますよ^^
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