衣類の収納におすすめな衣装ケースの選び方のコツ【ノウハウ】


整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルタントサービスおうちデトックスの代表
衣装ケースにきれいに収納された状態だと、クローゼットや押し入れを開けるときも気持ちが良く、なにより朝の準備・洗濯後の片付けも楽ちんになります。
さぁ衣装ケース揃えて収納するぞ!と思った方に、おすすめの衣装ケースの紹介と選び方を紹介します。
目次
衣装ケースを買う前に、整理して収納する物、サイズを把握しよう
たくさん入るを理由にすると失敗しがち
クローゼットや押し入れを使いやすくしたい!と思ったときには、多くの方がまずは衣装ケースを調べたり買いに行くと思います。
収納が苦手なお客様のお宅で多いのが、こんなパターン
✓ 数個づつ買い足したんだろうな~と思われる種類が違うちぐはぐな衣装ケースが並んでいる
✓ 中はパンパンもしくは空っぽで衣装ケースの上や前に積み上げている
✓ 深さ30cmの衣装ケースが多い!深い方がたくさん入ると思って買う
入れる物の量や大きさによって使いやすいサイズの衣装ケースや個数を選ばないと、結局は衣装ケースが活きてきませんよ!
なんでもかんでも深さ30cmに入れてしまうと下着類やTシャツなどは入れづらいし、中で重なってぐちゃぐちゃになりやすいです。
18cm、23cmを中心に揃えて、深い物は入れる物の大きさ・分量を考えて買いましょう。
- 18cm…下着、キャミソール、靴下、薄手セーター、子ども服
- 23㎝…タイツ、セーター、Tシャツ、デニム、ストッキング(新品)
- 30cm…厚手のセーター、フリース、かばん、厚手のシーツ、ブランケット
※開封前のストッキングは18㎝だとギリギリ立てられません!なので、20~23㎝がおすすめです。
衣装ケースのおすすめ商品紹介
天馬のフィッツケースは押し入れやクローゼットにオススメ!

衣装ケースは使い勝手はとてもいいですが、やはり見た目がインテリア性に欠ける場合もあります。
押し入れやクローゼットの中など、直接見えないところにはフィッツケースがおすすめです。
おすすめポイント
- クローゼット収納に特化したサイズ展開
- 深さの種類が多いので、収納する物に合わせてカスタマイズできる
- 枠にアルミ補強されているので強度がある
- 別売りのキャスターもあり、移動が楽になる
- ベット下の隙間や、様々な隙間に合わせたサイズ展開もある
- 小物用の小さいサイズもあり、クローゼット以外にも使える
フィッツケースは他の衣装ケースに比べてお高めですが壊れにくくて丈夫で、軽い力で引き出せます。
無印良品はデザイン性と機能性!

日用品や衣類など幅広く人気を誇る無印良品。
収納づくりにおいても強い味方です。
無印良品のポリプロピレン収納はなんといってもデザイン性抜群!
半透明でうっすら中身が見えるところも、絶妙なおしゃれさです。
おすすめポイント
- 他の商品とサイズ展開を統一しているので、組み合わせバッチリ
- 全体が同一素材の半透明だから360度、隠しながらも中身が感覚的に把握できる
- どんなインテリアにもなじむ飽きがこないシンプルデザイン
- クローゼットや押入れ、キッチンもデスク周りにも豊富なサイズ展開
- 他の商品と合わせたりしてお部屋を無印良品で統一できる
無印良品では押し入れサイズより幅広タイプが充実しているので、クローゼットにはアレンジしやすいです。
PBはコストと機能性を兼ね備えた商品あり!
最近はホームセンターなどのプライベートブランド(PB)の商品が目白押しです。
ニトリ、アイリスオーヤマ、カインズホーム、コーナンなどなど、見た目のおしゃれさはさておき、なんと言ってもコスパは抜群にいい! コストをかけたくない!でも機能もそれなりに欲しい!と言う方は、お近くにあるPB商品が第一選択になりそうです。
● 天馬のフィッツは【使い勝手と強度】
● 無印良品のポリプロピレン衣装ケースは【安さとデザイン性】
● PB商品は【コストと機能のバランス】 という感じです。
参考にしてみてくださいね。
衣装ケースの選ぶときのチェックポイント
人それぞれにこだわりたいポイントがありますよね。
予算や、機能性や、デザイン性、置き場所は見えるところなのか、見えない所なのか、何年使う予定なのかなどなど。
色々考えて納得のモノを選んで欲しいです。 そのためのチェックポイントをご紹介します。
①引き出しの深さ(高さ)
初めにお伝えしたように、選ぶポイントの中でも深さが1番重要です。
一般的に、18cm、23cm、30cm、35cm前後の種類が出ています。
(サイズ表記では高さとなっています)
目安は下記の通りになりますので、入れる物を決めてから参考に選んでくださいね。
- 18cm・・・下着、キャミソール、靴下、薄手セーター、子供服
- 23cm・・・タイツ、セーター、Tシャツ、デニム、ストッキング(新品)
- 30cm・・・厚手のセーター、フリース、カバン、厚手のシーツ、ブランケット
②引き出しがフルオープンになるか
引き出しが奥まで全部引き出せないものは要注意です。奥の洋服が確実に出しづらいからです。
例えば、一体型ケースは価格も安くてシンプルで良いのですが、引き出しがフルオープン(全開)しないものもあります。 必ず実際に開けてみてチェックしてください。
③天板強度
無印良品はデザイン性に優れていますが、強度が気になります。 材質が薄いのでその分軽いのですが、収納ケースの上にカゴなどを置くととてもたわみやすいです。
上にカゴを置くことを想定しているなら、できれば強度のあるフィッツケースのような硬めの物を選びましょう。
フィッツケースのユニットタイプは、前枠部分にアルミ製補強板が内蔵されており、重ねても引き出しがスムースです。値段は高いですが、高いなりの質です。
④追加買いできるか
同じシリーズで色も揃えましょう。
ばらばらの衣装ケースだと、見た目の統一感も損なわれますし、結局収納スペースの無駄にも繋がります。
⑤アレンジのしやすさ
Illustration by Asami Tomono
収納場所を変えたり中に入れるモノの大きさが変わった場合、アレンジしやすいように、1個ずつ分かれているものをお勧めしています。
イニシャルコストはかかりますが、いざという時にアレンジが効きやすいです。
衣類整理、収納の際にはおうちデトックスへご依頼ください
衣類などは特に、適正量って人それぞれですね。
衣装ケースのおすすめと選び方を紹介しましたが、自分に合ってるのはどれかわからない方や、片付けようと思ってもなかなか進まない方!
私たちお片付けのプロと一緒にクローゼットや押し入れをスッキリ、気持ちもスッキリさせてみませんか。