ランドリー収納と隙間収納を活用した洗面所づくり【片付け実例】
整理収納サービス『おうちデトックス』代表 大橋わか
お宅訪問件数450案件・1,500回以上。実生活でキレイを維持できる整理収納を教える片付けコンサルタントサービスおうちデトックスの代表
3階建ての戸建てからマンションへお引越しの3人ご家族のH様の片付け実例をご紹介いたします。
洗濯機置き場は、旧居(3階建て戸建て)では2階キッチンの横にありましたが、新居(マンション)では、洗面・脱衣所内になります。
お引っ越し前後で『洗濯』の家事動線が変わりますので、洗面・脱衣所での動線も考えながらの収納づくりになりました。
ランドリーラックとワゴンでスペースを有効活用した収納づくり
旧居の洗濯機置き場は備え付けの棚がなく、突っ張り式のランドリーラックをお使いになられていました。
棚にはカゴを使って洗濯機周りで使うものが収納されていましたが、キッチン横にあったのもあり、ストック食品や棚に収まらない物も周りに置かれています。
お引っ越し先の新居は、洗面・脱衣所として独立している間取りなので、新居の洗濯機周りで使う物に仕分け整理して荷造りをする必要があります。
新居の洗濯機置き場は、洗面化粧台と向き合う形で設置されており、旧居と同様に防水パンだけで収納棚はありません。その為、洗濯機で使う洗剤やネットなどの洗濯用品、脱衣カゴなどを置くスペースが必要になります。
新居での採寸の結果、洗濯機置き場に旧居で使っているランドリーラックがそのまま設置できることが確認出来たので、旧居で使用しているラックを設置予定。
そして、防水パン横にもスペースがあるので、そちらにも収納を作りますが、この幅にも旧居で使っている3段のワゴン収納がピッタリ収まる事が分ったので、そのワゴンを使い収納を整えることでプランを作成しました。
今回のように収納グッズと実際の置き場所のサイズが細かい場合には、何度もプランを練って考えこのように図にしてイメージを具体化します。
ランドリーラックは突っ張り式の物、支柱が後ろだけの物、左右にある物など種類がいろいろありますので、洗濯機置き場の周辺の凹凸など、ほんの数ミリでこの場所に入らなかった…ということが無いよう、チェックします。
収納プランに沿って、ランドリーラックやワゴンを設置しました。
こちらは全体的に白で統一し、清潔感のある空間を目指しました。ランドリーラックで使用しているカゴは、100円ショップの物です。
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3段ワゴンの上にも布製の収納グッズを使いお風呂で使うグッズが入っています。
こちらは布製にしたので、不要になった際は畳んでしまうことができますし、汎用性の高いグッズなので、別の場所で使うこともできます。
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3段ワゴンはキャスターが付いているので、ワゴンを引き出して奥のお掃除もしやすいですね。
洗面化粧台の収納づくり
続いて、洗濯機置き場に向かい合った洗面化粧台の収納です。
旧居の洗面所は、鏡裏収納の付いた洗面化粧台に、上部にも収納棚、左側にも引き出しの収納がありました。
洗面化粧台もお引越し前後で仕様が変わります。
化粧台の大きさもシンクの大きさも、鏡がどのように付いているか付いていないのか?鏡の裏面に収納があるのか?シンク下の収納の大きさ、扉の開き方(引き出しor観音開きなど)チェックする箇所はいくつもあります。
特に注意すべきはシンク下の配管です。水栓や排水パイプなどがあるので、ラックなどを置く際にはそのサイズを気を付ける必要があります。
収納プランはこのようになりました。
シンク下のスペースには、ラックを使用して洗剤などのストックを置けるようカゴを配置。
鏡の横に収納棚がある洗面台ですので、ご家族の利き手なども考慮してこのように収納しました。
また、洗面化粧台と壁のわずかな隙間ですが、こちらに幅10cmの隙間収納が収まりますので、こちらのラックをご提案し、一番上の段には洗面台周りで日常的に使用する物を置きました。
一番上の段がシンクの高さより少し高いので、とても使いやすくなると思います。
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洗面所の収納ポイント
洗面所という小さなスペースですが、浴室と隣り合って脱衣所を兼ねてる場合も多いです。
収納をどうしようか?となると、毎日使うものは動線を考えてなるべくワンアクションで出し入れできるように考えると良いかと思います。
また、洗濯機置き場は収納が無い場合は、今回のようにランドリーラックなどを利用して収納を増やすのも良いと思います。その際はランドリーラックの形状、設置場所の確認をしっかりと行う必要があります。
洗面所の収納は機能的はもちろんのこと、グッズのカラーにも少しこだわると清潔感も出て、掃除もしやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。